「おい。」
「「・・・・・もっしゃ。もっしゃ。」」
「おい。ブー!」
「「ガリョ、ガリョ・・・・ずずっ。」
何度、三蔵が声を掛けてもはフォークを握って動かして。放さなかった。
luRR.
テーブルには、溢れんばかりの料理が乗っていて。
あの、莫迦猿が『もう食えねぇ』とかほざいて椅子の背凭れにだらしなく寄り掛かって腹を擦っている。
其の隣で黙々と食べ続ける。将に其の胃袋は宇宙か否か・・・。
若鶏の餡かけ竜田をパクパク食べて、口端に付いた餡を指で拭いながら、今度はレタス炒飯に手を掛けた。
取り皿も使わずに其の侭がっつき、男顔負けの食べっぷりで・・・河童や八戒は、最早笑う事しか出来ない。
「。てめぇ。いい加減にしとけ。」
「・・・・。」
容赦無い低い声にも耳を貸す様子は無く、彼女の関心が有るのは眼の前の炒飯だけで。
将にガツガツと音を立て、物凄い勢いで食している。途中に喉に詰らせると水を一揆に飲み干した。
そして、ふーっ。と、一息吐けば眼を丸くしている店の主人に一言。
「おじちゃーん。生一つと。青椒牛肉(チンジャオロウス)と干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)に棒々鶏(バンバンジー)ちょうだーい!」
「・・・・おい。」
「棒々鶏(バンバンジー)は、野菜一杯にしてね!」
「何で、テメェの食事に一々俺が待ってねぇといけねぇんだよ。第一、誰の金で食ってると思ってやがる?」
「三仏神。」
「・・・・だが、今は俺の金だ。我が物顔で無駄な出費させんじゃねぇよ。」
完全無視。
同時に『生お待ちぃ。』という声がして、ビールジョッキを受け取る。
阿修羅の如く鋭い顔の三蔵を見向きもせずに、ジョッキに口を吐けてゴキュゴキュと飲みだした。
次に棒々鶏が来る。皿を引かれた時に割り箸を持って行かれてしまったので、新しい割り箸を咥えて半分を指で摘み引っ張って割った。
全く、女気もクソもない行動だ。
そして、ジャックジャックと音を立てて喰らい付く。
自分まで不機嫌に陥る三蔵。隣に居た八戒は、軽く彼の脇腹を肘で突いた。
渋々反応した三蔵は、八戒の方をチラリと見張る。すると、八戒は笑みを濃厚にさせた。
『何かしたんですか?』・・・眼がそう言っている。なので、三蔵も面倒臭そうに片目を細めて小声で呟く。
「・・・・俺が聞きてぇ。」
のお箸は止まらない。
++++
宿で。
一応、恋人という関係なんざ築いている三蔵とのご両人は、当然相部屋の様だ。
しかし。今でも、の食は止まらない。
部屋に備えてあったお菓子を2人分、ペロリとたいらげ。其の上、何時の間に購入したのか・・・悟空も吃驚、大量のお菓子を出して、パクパクと食べ始めた。
其の上。三蔵の存在は、全て無視。
「・・・てめぇ。喧嘩売ってんのか?」
「「ガリョ、ガリョ・・・」」
痺れを切らした三蔵がの肩に手を掛ける。
すると飛び上がった様に肩を跳ねさせて、部屋の片隅にお菓子ごと見事な俊足で移動した。
是には、遂に三蔵も切れた。
「・・・・何だそりゃ。俺に触られたくもねぇって事か?」
激しく相槌を打つ。
ハムスターの様に頬にお菓子を詰めて、頬張って・・・一瞬真面目な顔して言ったのが三蔵は、恥かしくなる。
だが。内心拒絶されると何やらモヤモヤする訳で。
「・・・んぐっ・・・!」
菓子で喉を詰らせそうなこの莫迦の腕を強引に引き寄せて・・・・みた。
「・・・悪態もいい加減にしろ。」
「・・・・んーっ・・・じぬー(しぬー)・・・ゲホッ。」
「・・・・・。」
・・・仕方が無いので背中を擦ってやる。
自分の湯呑みに入ったお茶も飲ませてもやる。
「ふー・・・死ぬかと思った。」
そそくさと三蔵から離れようとする。
勿論、三蔵が其れを許す訳も無く・・・逃げようとする彼女の肩を掴んだ。
「・・・調子にのんじゃねぇよ。クソが。」
其の菓子クズの付いた唇に口を合わせるのは、一瞬戸惑ったのだが・・・そんな事を言ってられない。
明らかに眼の前の女は、自分から離れよとしているのだ。
そして。唇が触れそうになる寸前で、少々抵抗を見せていたが呟いた。
「・・・・なの。」
「は?」
「だからぁ。せーりなの!!」
「・・・・・・。」
其の瞬間、は早口に口をまめらせて語りだした。
「だって。足りないのが解るの。鉄分が!なーんか、腹も異常に減るしさぁ。もう、苛々して堪んない。」
「・・・・今まで何とも無かったじゃねぇか。」
「1年に一月、そういう日があるの。女の子はデリケートな生き物なのよ!もっと優しく包み込むように接して欲しいわ。」
「・・・・・・・・あの胃袋猿の3倍ぐらい食べたてめぇの何処を如何、デリケートとかいうおしとやかなカテゴリーに入れんだよ!!」
「兎に角!私に触らないで下さる。」
そういって、は大量の菓子と水を持って宿から消えた。
彼女は強いから妖怪に襲われても大丈夫だろう。気が立ってるし。
そう思った三蔵は・・・・彼女の背中をぼんやり見詰めて煙草に火を点けた。
ふーっと息を吐けば、有害物質を大漁に含んだ煙が立ち昇る。
「・・・・・意味わかんねぇよ。」
++++
翌日。
「おじさーん。肉まんと餃子と春巻きと炒飯・・・・と。水!追加よろしくーー!」
最早、朝食とは思えぬ量の皿がテーブルに立ち並んでいる。
あの、莫迦猿が『もう食えねぇ』とかほざいて椅子の背凭れにだらしなく寄り掛かって腹を擦っている。
其の隣で黙々と食べ続ける。将に其の胃袋は宇宙か否か・・・。
昨夜に引き続き、八戒は笑顔全快で三蔵の脇腹を軽く肘で突いた。
「結局原因解ったんですか?」
「・・・・女の子は、デリケートな生き物なんだと。」
「・・・・ふざけないで下さい。是の何処がデリケートなんです。食い物限定の掃除機女じゃないですか。」
「俺に聞くな。」
溜め息を深々と吐く三蔵の隣にがぴとりと寄り掛かってきた。
今まで話していた内容が内容だったので、一瞬2人は、ビクリと肩を釣り上げる。
しかし、不機嫌全快だった顔がニコニコしているので聞こえていない様だ。
「三蔵君。昨日は、御免ね。ちゃん反省。」
「てめぇの態度にも反省を感じねぇんだが気のせいか?」
「うん。気のせいよ。終わったら一杯やらせてあげるから我慢してね。今は、はい。あーん。」
スプーンの上には炒飯が。マヨネーズもちゃんと乗っている。
三蔵は、青筋をしっかりと浮かべ。他3人は噴出した。
原因は、下ネタによるものなのか、行動によるものなかのかは・・・・定かではない。
管理人がよく遊びに行かせて頂いているサイト様 「no.」のパスカ様から頂いた宝物です。
光栄な事にキリ番を踏ませていただいた上に、持ち帰らせて頂きましたvvv
玄奘三蔵至上主義で、素敵な三蔵夢が沢山ありますvvv
痛ラブ系のお好きな方、必須です♪
パスカ様、本当に有難う御座いました。